やぁ久しぶりでござるなぁティアナ殿。拙者のこと覚えてござるか?

ほれ『総合スレ5』で我が諜報部伝統の「管理局全課セキュリティ抜き打ちテスト」で

曲者に扮して機動六課の方々の相手をした諜報部の者でござるよ。

……では改めて自己紹介いたそう。時空管理局『諜報部』所属のカナデ・ナグァーゼンにゴザル。

年齢18歳。性別は見てのとおり女子(おなご)。身長181センチ。スリーサイズは上から956997。体重は……秘密でござる。

魔導師ランクは陸戦AAA+。位は上忍……まぁ、各佐官相応官だと思ってくれれば良いでゴザルよ。ニンニン♪

……ところでティアナ殿。今、空いてござるか?あと唐突ですまぬが此処の模擬戦場を借りたいのでゴザル。

実を言うと以前のセキュリティテストのことで、S以上な隊長陣も一緒にいたから仕方がないかもしれぬとはいえ

入局してさほど日の深くない新人衆にまでやられたままとあっては我が諜報部の面目が立たぬ故、

ティアナ殿らに対してリベンジをしに来たのでゴザルよ。ニンニン♪

まぁ、そんなわけでティアナ殿らに「シャンパン・ファイト」という特殊模擬戦闘を申し込みたいのでゴザル。

ルールは先ず、拙者一人に対してそちらはティアナ殿にスバル殿とエリオ殿を含めた三人掛かりのハンディキャップマッチでゴザル。

それでティアナ殿らは、シャンパンを満タンに入れた350mlのペットボトルを胸元に紐で幾十にも縛り付けてしっかりと固定する。

拙者は、シャンパンを溢れるギリギリまでなみなみと注いだ三三九度用の和製杯の一番大きいサイズの杯を固定器具などは

一切使わずに、ただ左手に持つ……これで拙者は自動的に片手が封じられるというわけでゴザル。

三人のボトル全てを完全に空にできれば拙者の勝ち、ティアナ殿ら三人は拙者の杯からシャンパンを一滴でもこぼせれば

ティアナ殿らの勝ちでゴザル。それと、拙者はあくまで相手の体勢を崩すことのみでボトルの口のみからシャンパンを溢さなければならず

戦闘中に拙者の攻撃がボトルに当たってヒビが入って、ティアナ殿らのボトルの口以外の箇所から中のシャンパンが一滴でも

漏れ出てしまうようなことがあれば拙者の失格負け。

また、拙者は相手のボトル自体を傾けたり落とさせたりもしてはならず、拙者の攻撃でそちらのボトルを固定するために使った

紐を一本でも千切れさせてしまった場合も拙者の失格負け。要するに拙者は相手のボトルと紐を避けて

攻撃せねばならぬということにゴザル。なお、ティアナ殿らの方は拙者の杯を叩き落とそうが、杯を粉砕しようが一向に構わぬし

一人のボトルが空になったとしても、三人全員のボトルが完全に空になるまで戦闘に参加し続けてよし……という条件でゴザル。

ティアナ殿も幻術系統のスキルを多く所持するそうでゴザルが、我が諜報部は任務の性質上、拙者を含めて幻術使いの宝庫。

しかも、諜報部の主任務の性質上、このシャンパン・ファイトのように闘いつつも常に姿勢と平衡感覚を要求されたり

相手の持ち物を破壊せずに奪取すべく、それに攻撃を当てないよう注意しながら闘うことを要求されることもあるのでゴザルよ。ニンニン♪

さて、どうでゴザル?拙者とて負けるつもりでルールと勝敗条件を設定したわけではゴザらぬが?

(悪戯っぽく挑発するように、極細な目を片方だけ見開く)